■ 経鼻内視鏡検査(鼻からの胃カメラ)
従来の口から挿入する胃内視鏡検査では、スコープが喉の奥を通るときに、内視鏡先端部分が舌の付け根(舌根)に当たるため、咽頭反射(嘔吐感、「オエッ」という感覚)が起こり、苦痛の主な原因と考えられていました。
経鼻内視鏡検査では、従来の内視鏡のおよそ半分の先端径のスコープが、鼻から挿入されるため、舌の付け根に触れにくく、吐き気をほとんど感じることなく検査を受けることができます。

■ 特徴(メリット)
① 話せる ⇒ 医師と同じ画像を見ながらリアルタイムで話せる。
② 嘔吐感が起きにくい ⇒ スコープが下の付け根に触れない。
③ 苦痛が少ない ⇒ 直径5.9mmの細くしなやかなスコープ。
④ 麻酔事故のリスクが少ない ⇒ 鼻腔への麻酔だから、身体への負担が軽い。
また、 患者は医師と会話することができるため、モニターを見ながら医師に質問できるなど 安心した診療を受けることができます。
■ 経鼻内視鏡検査への不安(デメリット)
① 鼻痛、鼻出血 ⇒ よく言われるのが鼻の奥の痛みです。通常はがまんできる範囲内のものです(口からの胃内視鏡検査の嘔吐感の方がよっぽど苦しいはずです)。
② 鼻に病変のある人(鼻づまり、花粉症、鼻茸)や鼻中隔の湾曲が強い方はできない場合があります。
③ 経鼻内視鏡では、通常の内視鏡(口から)と比べ、スコープ径が小さいため、病変の部位によっては組織検査ができないことがあります。
また、若干カメラの解像度(鮮明さ)が落ちます。
しかし、治療が必要な病気を見つけるための検査としては、十分有用な検査と考えられます。
■ 検査時間
月~金曜日の午前、午後の下記時間帯で検査を致します。土曜日は午前のみです。
①午前8:20~
②正午(午前外来終了後)~
※電話予約はできません。前もって診察が必要です
■ 検査方法
検査前日の夕食までは特に制限はありませんが、午後9時以降より検査終了までは絶飲食となります。
水、お茶は適度にとられてもかまいませんが、牛乳・コーヒーなどは一切飲まれないようにご注意下さい。
■ 検査当日
朝食は厳禁です。湯飲み一杯程度の水、お茶は構いません。
① まず最初に、鼻腔内に鼻粘膜を収縮させる薬剤(硝酸ナファゾリン)を噴霧して鼻腔を広げます。鼻出血抑える効果もあります。
② 胃の表面を見えやすくする(泡をとる)薬を飲んでいただきます。
③ 鼻腔内へ麻酔剤(キシロカイン液)をスプレー噴霧します。
④ 鼻腔内に麻酔剤を注入塗布後、柔らかい麻酔用スティックをしばらく鼻腔内に挿入します。
⑤ スティックを抜き、鼻腔内にスコープを通過させ、あとは通常の経口内視鏡と同様に消化器官までスコープを到達させ、経鼻内視鏡検査の開始です。
食道を通過後医師と会話ができます。
検査は5分~10分程度で終わります。
■検査費用(初診3割負担の場合)
・経鼻内視鏡検査のみ・・・・・・・・・・・・・・4500円~5200円程度
・経鼻内視鏡検査・病理組織検査・・・・・8500円~9200円程度


